手術35日目「脳がとける」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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手術も5週目に突入し、リハビリは遅々として進まず、生理で失った体力を回復させる日々です。
リハビリとごはん以外の時間は、本を読んでるかFF13をしていました。
FF13もいよいよ架橋!レベル上げに精が出ます。
厳密に言うと、FF13はレベル上げという概念がないです。強くなるためには、クリスタリウムをアップさせ、強い武器を持たせることです。クリスタリウムをアップさせるにはCPと呼ばれるポイントが必要で、強い武器を手に入れるには金が必要です。
CPと金を手に入れるのに、一番手っ取り早い方法がアダマンタイマイを退治する方法です。しかし、アダマンタイマイを退治するにもそれなりのクリスタリウムと武器を手に入れていないと臨めないというジレンマに遭遇します。
とまあ、いろいろあるのですが攻略サイトに書いてあることなので省略です!
とにかくアダマンタイマイとかいうでかいカメを倒すのに、カワイイ系キャラであるヴァニラしか使えない「デス」という繰り出すと何パーセントかの確率で敵が即死するという魔法を連発するのですが、これが当たらない。
しかも、デスを繰り出すたびにヴァニラが「みんなのために!」と言うので、「なんで?『みんなのために死んでくれ』という意味?」という気持ちになって、このカメも別に死ぬために生きてるわけじゃないのに・・・と悲しい気持ちになってきて、かわいくて優しいヴァニラだけがなぜこんな残酷な魔法が使える設定なのかもよくわからないし、全体的に悲しい世界になってきて退治がしんどくなってきます。
そんなことをしていたら、現実でもリハビリが辛いし、ごはんは一人で食べるの寂しいし、一体わたしは何をやっているのか?一ヶ月以上入院していると脳みそが溶けてくる感じがします。はやく、はやく先に進みたい・・・松葉杖2本持ってあるいたら他にもう何も持てなくなってダルい・・・
この頃に襲い来る虚無感から何かを残そうと思い、名古屋めぐりをする記事をアップし始めたと思うのですが、未だに簡潔してなくて情けないです。
これ。
手術34日目「揃う」+おまけグチ
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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揃ったあー
絵じゃわからないと思うんですけど、ついに揃ったんです。仲間が。FF13の仲間が。
わたし、あんまりゲームやらないので、これが普通なのかよくわからないのですけど、FF13はストーリー上なっかなか仲間が集まらなくて辟易していたんですね。話自体は「第何章・・・」という感じでどんどん進んでいくのに、仲間になるであろう6人は、全然仲良くならなくて全然集合してくれないんです。
自分勝手にいきなりパーティを離脱したり、いつのまにか2人ずつの行動になってたり、仲間同士で殺されそうになったり、めっちゃ遠くにいたりして、話がすごい長い。
あとわたしは、FFをやるときの自分ルールとして「ジジィポジションの奴は成長させない」というものがあるので、この場合だとサッズ超弱いままこれまた弱いヴァニラと2人きりにさせられたりして何度も死んだりしました。
ちなみになぜジジイポジの奴を成長させないのかというと、なんとなくです。
「少年少女を成長させている方がなんだかやりがいを感じる」ということかもしれません。
こんななので、途中でレベル上げしようと思っても、中途半端になっちゃって意味が無いです。
そんで仕方ないので淡々とストーリーを進めた結果、やっと第10章?(全部で13章)くらいで6人が揃いました。みんなの気持ちが一つになりました。お互いの禍根もなくなりました。
で、嬉々としてアダマンタイマイ狩りを始めようとするのですが、その話はまた後日・・・
それにしてもグラフィックは超キレイだし、話はちょっとややこしくて「ん?」となるところはありますが、キャラの成長物語としてそれなりに感動できます。
ライトニングは自分勝手じゃなくなっていくし、ホープは大人になっていくし、スノウはただのバカじゃなくなっていく感じがいいですね。
ただ、サッズとヴァニラとファングは、今ひとつ描ききられていない感じがしました。サッズは嫌いなので、話自体をわたしが見逃してるだけかもしれませんが、ファングとかマジ謎です。超強いからパーティに組み込みまくってはいたけど、なんでこのお姉さんはここにいるのか今ひとつ謎でした。いい人なのは分かるんですけども。
そんな感じで、FF13にのめり込んでいた模様をお届けしました。
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ここからは本当にどうでもいいグチなんですけど、今日あったことでイラついたので吐き出させてください。
車で図書館に行ったんですけど、その図書館は駐車場が超小さいので、駐車場は混みがちで、車で来たならばどっか別の場所に停めるか、満車の駐車場前で並ぶか、すぐそばの大きい道路脇に路駐するかの選択肢が迫られるところなんですよ。
で、今日はこんなかんじになってたんですよ。
進行方向は下から上です。
それでですね、このジジイと後ろの車、駐車場から絶妙な距離を保って駐車してるだけだったんですね。路駐だと思いますよね、ウインカー出てないし。
でですね、わたしは当然ジジイの前に躍り出たわけですよ。「わたしは駐車場使いますよ」という意味を込めて。もちろんウインカー出して。
というか、躍り出た時点でこの2台の車に運転手がいるかどうかも分からなかったわけですよ。で、ちらっと見たらいるじゃないですか。いるということは、「ジジイは単に図書館を利用中の連れを待っているのかもしれない」という考えも出てくるじゃないですか。まあつまり、駐車場から絶妙な距離にいるしウインカーも出していないので路駐の可能性が高いと判断いたしました。
そんで駐車場があくのを待ってたらですね、後ろになったジジイがやたらクラクションを鳴らしてくるんですよ。そんな邪魔な場所にいないでせう。移動するならしたらいいでせう。そう思ってるうちに運転席から出てきてわたしの車の窓を、コンコンコンコンコン、とするジジイ。
「はい」と応対して差し上げましたら、「横入りだよ!ウチともう一台、駐車場待ってるんだよ!」みたいなことを言うではありませんか。
「ウインカー出てないから知りません」と申しましたら、「バカいってんじゃないよ!アンタが横入りしてんだよ!」みたいなこと言ってくるんですよ、言います?普通、初対面の人にバカっていいます?完全にわたくしキレましたね、「バカはテメーだろうが、ウインカー出せっつってんだよ!」と申してしまいました。私事ではありますが、昔祖母がウインカー出してない車にひかれた過去がありますので、ウインカーを出さないという行為について必要以上に憎しみがこもってしまったとは思います。
まあそう言いまして窓を強制的に閉めましたら、ジジイはどこかへ行ってしまいました。
あのですね、もちろん路駐かどうか見抜けなかったわたしにもちょっと落ち度はあると思います。でもですね、気に入らないのは、なんでいきなり好戦的なの?ということです。
「すいません、並んでたんですけど・・・」と言われれば、わたしも「あっそうだったんですね!」と言って譲りますよ。
分かりにくいサインを出していたのはそっちなのに、理解されないと即座にキレる、バカとか言ってくる、もう本当に腹立ちました。6〜70代くらいの方でしたが、早めにお迎えが来たらいいなと思いました。おわり。
手術33日目「心得」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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前も少し書いたが、闘病中の心得は「落ち込まない」だ。
「あ・・・・死にたい・・・・」と思い始めたら迷わず休む。
軽いウツは十分な睡眠と食事で治る。
「あ・・・コイツ殺したい・・・」と思い始めたら迷わずお笑いを見る。
憎しみは笑いで浄化されてゆく。
入院中は特に孤独になりがちなので(わたしは病院が家から遠かったので特に)、必要以上に落ち込んだり、イライラしたり、マイナスの感情にとらわれないようにがんばった。
だからわたしはふつう、わたしはげんき、わたしはだいじょうぶ・・・フヒヒ・・・
ガチでウツの時って、暗くてリアリティのある作品がたのしめない。「闇金うしじまくん」とか「おやすみプンプン」とか。ものすごいドツボにハマって、闇から抜け出せなくなってしまう。読み進めるのに「ひぃぃ」って顔を背けながら読んでる。じゃあ読むなと。
逆に「ワンピース」とか「ナルト」とかなんにも考えずに読めるので、ウツのときはそういうのを見ていた。「わあ!なんかみんな元気だあ!」以外の感想が浮かばなくて良い。あとなんだろう、絵柄を純粋に楽しむのみの目的とか。
「ウツ」から「ちょっと落ち込んでる」くらいに回復してやっと「がっこうぐらし」とかが楽しめるようになってくる。多分ウツの時って必要以上にマジメに感じて見ちゃうんだろうな。
とりあえず、「こんなリハビリもう無理、入院も無理、帰りたい、帰って飛び降り自殺したい、すべてが憎い」と思い始めたら、お笑いとかオモコロをみるようにしていた。笑いってすごい。辛いのふっとぶよ。次の瞬間忘れても良い内容だし。お笑いの良さがやっと分かったここ数年であった。フヒヒ。
手術32日目「筋トレイライラ」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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筋トレリハビリの日が続く。
わたしは生まれつき股関節がこんなだったので、子供の頃から運動がとても苦手だ。
股関節が悪い→早く走れない→筋肉がつかない→コンプレックスになる→もっと運動できない
というループに陥っていたように思う。
ドッジボールをするとすぐ当てられ、バレーやバスケはすぐボールをとりおとしてチームの迷惑な存在になり、短距離走も長距離走も遅さの極み、水泳は溺れた。体育の授業の評価はいつも1や2だった。
そんなわたしが大人になって筋トレをするのである。多分普通の人より超えるべき壁が多い。
なにより、反復運動がイライラする。
なぜか「こんなの意味あるのか?」って思えてくる。
意味があるから理学療法士も教えてくれてるにも関わらず、なかなか心に落ちないので、すぐ反発したくなる。
多分、長年の運動コンプレックスにより、「いくら運動しても意味なんてない」という風にどっかで思い込んでいるのだ。
筋トレ中は、音楽やラジオを聞いたりして、自分をごまかしながらやるようにしていた。
筋肉は裏切らない、という言葉がツイッターではやっていたけど、本当にそう思う。
運動すればその分だけ体がラクになるし、痩せる。
でもやっぱり、いまだに「こんなの意味あんのか!?」と叫びながらやってるのである。
手術31日目「ひきつづき」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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ひきつづき、生理なので死んでます。
ていうか、この記事そこそこに酔っぱらって書いています。
ここ数日、夫婦仲よさげな事をかいてきましたが、実際どうなのかわかりません。
一人の食事が寂しいです。だんながマジで家に帰ってこないからです。
仕事仕事仕事・・・で、年末年始もロクに祝えませんでした。
実際浮気相手の家に挨拶にでも行ってたのでしょうか?
でも別にいいんです。今が良ければ。
人の心は移り変わるものだし、人はいずれ死にます。
まあ、今が良ければいいんじゃないかと思うわけです。
でも最低限の保険は用意しておきたいですね。
まあわたしの場合、任意保険は普通のアクサ生命のやつだけだったんですけども。
アクサ生命は入院保障・手術保障はありますが、通院保険がありません。(2017年現在)
その辺もうちょっと考えといたらよかったかもとか思ったりもします。手術後1年くらいは通院することになるので・・・
手術30日目「生理くるしい」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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ヤツがやってきた。そう生理だ。
最近のわたしは主に腹筋ローラーのおかげで生理の腹痛とか気持ち悪さとかが収まってきていた。
でも、手術して1ヶ月、決められた姿勢以外NGで、極端に運動量は落ち、筋肉はおち、腹筋ローラーができなくなってしまったのだ。
で、この一ヶ月で元々醜くくっついていた脂肪はさらに肥大化し、引き締まった筋肉に守られていた内蔵の位置は落ち、子宮に負担がかかるようになってしまった、と思われる。
とにかく痛くて気持ち悪い!めまいがする!以前と同じ苦しさが戻って来た。
ああ〜トイレ行くのもめんどくせえ〜
今まで以上に寝たきりになる。だんなが借りて来てくれた本(だんなは注文すると図書館に本を借りて来てくれるなんという高スペック優しさの塊)を読んでみる。なぜわたしはオードリー若林の自伝を借りたんだろう・・・と思いつつ読み進める。なんかさらっと読めた。
夕方、吐きそうになりながら起きてシャワーを浴びにいった。
ちくしょう〜退院したら腹筋ローラーやりまくってやる〜〜〜〜〜
手術29日目「だんなのありがたみ」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこ勘違いなさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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闘病中は社会と断絶されて孤独だ。
そんな時に支えてくれるのがだんなだ。
だんなはすごい。仕事が忙しくて、平日はかろうじて動く死体みたいになってるのに、わたしの入院中、週末はたまってる家事を一人で片付け、片道1時間くらいのお見舞いに毎週来てくれる。時々洗濯も持って帰ってやってくれる。おやつも買って来てくれる。来たらめちゃくちゃ優しい言葉をかけてくれる。
いつも知らん顔をしてしまうが、とてもありがたいと思ってる。
わたしの生き様はくだらなくて、運がなくてどうしようもないものだけど、この人に出会えたのはなかなかよかったなと一週間に一回くらいは思う。
とっても高スペックとは言えないけど、とっても良いもん釣れたなとじんわりする。