手術51日目「拘禁反応」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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外泊から無事帰り再び入院へ。
退院日も決まり、あと一息というところで!
わたしの日記は荒れていた。
なぜか。なんか刑務所のレポとか読んでると、拘禁されることによって精神不安定になったりする拘禁反応という症状があるらしい。
もちろん入院は刑務所ほど厳しくないし追いつめられないけど、規則的な集団生活を続けていると、なんかものすごい心が狭くなってくるのだ。
わたしの場合は、普段気にならないことがめっちゃ気になってきた。
「あの理学療法士・・・わたしをおろそかにしてるのでは!?」などと思えて来たりする。
この日、リハ室で理学療法士と予定合わせをしていると、時間を入力するために取り出したスマホを見て、看護師のおばちゃんが「ここでケータイ見ちゃだめよ!」と強めに言ってきてすごいムカっとした。
他の患者もスマホ触ってて、むしろメルカリしながら運動してるのになぜわたしだけに言う?
そしてこっちは予定合わせをしているだけなのに?
あーーーーすげーーーームカつくーーーーー!!!えらそーに!!!何様だ!!!お前の看護なんか受けたくねえんだよ!!!
という気持ちになった。マジで。
いやー、病院のスタッフって大変ですね。はい。
手術50日目「外泊2」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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日が空いてすみません。
外泊である。
ライブに誘われたので行った。ドラム演奏した。
インプロノイズの渦であった。
知らないおじさんに「ドラム良かったよ!!!」と握手され、趣のある中華料理屋でごはんを食べた。
最高。
入院中はいろいろと好きなことをやるのを我慢しなきゃいけない。
時間も守らなきゃいけない。
でも、外に出たらそんなことないんだな〜シャバ最高〜ってなった。
ちなみに、この頃になると、松葉杖をついて歩くと足の付け根が痛くなってしんどいのだけども、他の動作はほとんど出来るようになった。座り続けることもできるし、自転車もリハビリでこいでいた。
しゃがんでから立ったり、足を開いたりする動作はまだ痛くて支えがあったりしないとできない。
そんな感じなので、杖をついて歩いてドラムを叩くという、「結局足大丈夫なの?」みたいな変な人が誕生した。ドラムのペダルを踏むような動作も、手術後は全然できなかったけど、いつのまにか出来るようになっているものである。
手術49日目「死ぬのかな」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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午前と午後にリハビリ室でリハビリをやったあと、ちょうど15時〜16時くらい、疲れたのとやることがないのとでお昼寝タイムに突入する。
病室のベッドで横になっていると、午後の太陽の光がじわーっと当たって、ぽかぽかとあたたかく、スヤァ・・・となるんだけど、時々不思議な感じになる。目の前が真っ白になって、眠いんだけど、眠ったら一生起きれないような感じがしてドキドキする。
「これ、大往生するかも」と思う。
いやいや、まだそんな年齢じゃないんですけどね、なんかそんな感じになる。
太陽の光が自分のまわりに広がって、やさしい光につつまれ、今まで生きた思い出を胸に意識を失ってゆく・・・・・・・
やばいやばいやばい、お迎えが来てる!ネロみたいになってる!涅槃みたいになってる!周囲でアナンダとかが泣いてる!
と思いながら意識を失ったけど普通に起きれました。
ただの昼寝でした。
関係ないけど、ネロが見たかったルーベンスの絵、生々しくてグロくね?怖くね?といつも思います。
手術49日目「退院日決まる」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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寒いですね〜〜〜
風邪やインフル、気をつけましょう。わたしは無職のくせに両方罹りました。働いてた時の方が丈夫だったなあ。
さて過去の話いきます。
退院日が決まりました!
主治医が「片松葉、どう?」と聞きにきたので
「全然OK〜おれっち楽勝〜明日にでも退院できるう〜」
という趣旨のことを丁寧語で言ったところ、快諾してもらえました。
手術後7週目を目前に縁起がとても良ろしい。
およそ一週間後に退院を控え、気分がアガります。
嘘です。普通にFF13やって寝ました。
おっさん以外のキャラのクリスタリウムレベルをマックスにして、コンビ技でアダマンタイマイを倒せるようになってきました!右足、左足、本体という順序で攻撃するやつです。わたしは、ファング、スノウ、ライトニングで挑戦してました。
でもまだ成功率が低い・・・強い武器を手に入れた方がいいのか!?
モブハントもいい感じに埋まって来てます。退院まで完全クリアなるか!?
なんなん
イエーイ!元気な無職です!コンニチワ!
股関節の経過も良さそうで、実は数週間前に、主治医から「もう働いていいよ」と言われたのです。
で、ワーイって思ってハローワークに行ったら、「とにかく就業証明書をもらってこい。それが無いと何も始まらない。」と言われたわけです。就業証明書とは、主治医から「この人はいままで療養に入って働けなかったけどこの日から働いてOKです!」と証明してもらう紙だそうです。ちなみにその日を境に傷病手当金はもらえなくなります。
で、その紙を書いてもらってハロワに提出するまでに数週間かかります。そんなわけでここ数週間、就職活動出来ない、失業給付ももらえない、完全に「無」の人になっています。
なんなん。これなんなん。
ハロワに行く、紙もらう、病院へ郵送する、数項目くらいの紙に記入してもらうのに数週間、代金払う、紙を病院から郵送してもらう、ハロワ行く・・・
Eメールでやれやーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
今わたしは、システムがあまりにガラパゴス故の無の人になってると思うと、とても腹が立ってきます。はよ就職したいねん。資格もやる気もバッチリあんねん。
だいたいなんで紙なん?
freeeの確定申告みたいに、○×とか中心のシステムとかにしとけばいいじゃん。それをハロワから直接主治医にメールして回答を得ればいいじゃん。そういうシステムを作ってSEの雇用とか促進すればいいじゃん。
働きたいのに働けない人は、日本にたくさんいるらしいですが、こんな状態で働けないって聞いた事もないし情けないです。
ヒマでしゃーないので、友達と遊んでばっかり居ます。だんなや後輩の送り迎えとかしてます。むしろ大学生と遊んでいます。来週も来月も大学生ばっかしの空間にいます。大学生よりヒマな無職アラサーです。
ほんとに、遊んでくれる人がありがたい。ありがてえなあ。多分遊んでももらえなくなったら、気が狂うと思います。誰もお前を愛さない。
あとヒマだからfreeeで確定申告早めに進めてみたら、色々入力し終わった最後に「出力や申告するには有料プランに入ってください、千円。」と言われたのも不条理を感じました。千円じゃねえし。いやこんな形じゃなかったらね、千円くらい払いますけど、最初から言わずにね、無料でやれる体にしておいて最後の最後に千円って言われたら腹立つじゃないですか。
以上グチでした。おわり。
手術47日目「片松葉になった」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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左股関節の手術から1ヶ月半あまり、やっと片松葉を手に入れた!
通常の手術後の経過として、手術した方の足に、2週目何キロ、3週目何キロ・・・とだんだん体重をかけていく。それである程度荷重をかけれるようになると、片松葉デビューだ。ワーイ。ちなみにこの経過は個人差とか医者のやり方とか関わってくると思うので人によって違うと思います。
片松葉のなにがいいって、持てるものが増えることだ。両手で松葉杖を持ってたら、鞄はリュックか肩掛けじゃないとダメだし、何も持てない。あと歩きながらなんかするということができない。これは片松葉でも難しいけど。
例えば、会計カウンターに入院費を払いにいくにしても、松葉杖をついていたら、松葉杖をついたままカウンターまで行って、そこからあいさつをして、松葉杖をどこかへたてかけ、カバンを出して、お金を出して、支払って、財布をしまって、リュックをちゃんと背負ってからじゃないと出発出来ない。
普通は、カバンからものを出す動作とかは歩きながらやれるので、財布を出しながらとか、最初から手に持ってカウンターに行けるし、しまう動作もカウンターでやる必要はない。さっさと用を済ませれるのである。もうこれが辛い。受付の人や後ろに並んでる人から「さっさとしろ」と思われてそうで辛い。もとがせっかちなのもあって自分でもイライラする。
とにかく片松葉を手に入れたので、いよいよ退院の日どりを決める日も近いと思うと嬉しい。
手術46日目「おいしい秋」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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病院の食事はマズいという人もいるけど、わたしの入院していたところはそんなでもなかった。元々薄味が好きだからイケたのかもしれないけど。
彩り豊かで、毎日よくこんなに献立思いついて作ってくれるなあと感心していた。しかも、メニューについて聞きに来てくれる管理栄養士がどの子も若くてかわいい。職場環境良さそう。
肉は、なんだろう、これ、どこの部位?みたいな質だったけど、季節柄か魚が超ウマかった。油がぎんぎんに乗っている。サバやシャケやばい!!
体の痛みがだんだん落ち着いてくると、余裕をもってごはんを食べることもできてきたし、季節を感じることもできてきた。一歩一歩ですねえ。
秋〜最高だぜ秋〜