手術26日目「おばさんこわい」
[まえおき]
わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこ勘違いなさらず。
右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。
はじめの日
まえおき終わり。
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怖い!!おばさんが怖い!!
なにがあったかというと、いつの間にかわたしの病状や年齢を調べ上げて、突然話しかけてくるのだ!!
いや順を追って説明しよう。
人間、調子乗る人ってどこにでもいるじゃないですか。
病院にもたまにいるんですね、調子乗ってる人。で、調子乗ってる人って大抵うるさいじゃないですか、迷惑じゃないですか。
そういう種族が、わたしの入院中にもいたと。
しかも、年齢や手術内容、手術時期によって、ヒエラルキーを形成している模様。いやわたしから見たらそれらの要素のどこにヒエラルキーを感じれば良いのかわかんないんですけどね、とにかくそういう雰囲気があった。そういう人たちは大抵、運動もなんもせずリハビリ室で、大声でしゃべってる。「ぎゃははははー!!マジでーー!!」みたいなこと言ってる。なんかケータイいじってる。怖い。
そういうババァに、この日はリハビリで運動してるときに突然話しかけられたわけです。
いや怖いでしょー怖くね?わたしをヒエラルキーに入れるためか知らんけど、どこからかわたしの病状やプライバシーを仕入れて来て、「手術3週目なんだよね!」とか「手術2回目ってどう?」みたいなこといきなり聞かれるのだ。ケータイ持って。こっちは一生懸命足を横に振ってるのに。これしきのことがうまくできなくて腹立ってるっつーのに。
「はぁ・・・そうですけど・・・」
と言いながら、足振り装置から足を出して、わたしは逃げた。松葉杖なのでダッシュできないのがもどかしい。でもババァも負傷しているので追ってこない。大丈夫だ。
この頃、わたしは手術直後の人が入院する急性期病棟から、リハビリ中心の入院をしている人のための亜急性期病棟に病室を移動した。亜急性期病棟がまたヒエラルキーの巣窟になっていて、もうもうすごくうるさい。
一年前に入院していた時はこんなことなかった。みんなおだやかにそれぞれ過ごしていた。多少のうわさ話はあったけど、あんな大声でしゃべってる人はいなかった。たった一年でこの病院の民度はどうしたんだ。まあ、一部民度の低い人が入院してしまっただけだとは思うけど・・・
消灯しても隣の部屋がうるさい。ここは病院だぞと思う。良い年したババァがはしゃいでんじゃねえぞ。しかも後輩みたいなのを従えて・・・アホらしい・・・
一番うるさくでデブのババァは、健康になったとしても戦って勝てなさそうなのでとても目障りに思った。でも、後日そのババァが退院してから全体的に声のトーンが下がり、メンバーが退院するにつれ徐々にグループは解体されていった。後輩みたいに従っていた人たちは、徐々に口数が少なくなっておとなしくなった。
病院だろうが余計な人間関係は構築したくないものである。