わたしの股関節ちゃんとわたし

臼蓋形成不全実録まんがなどを描いてます ついった@uyunyanuyu

手術33日目「心得」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

uyunyanuyu.hatenablog.com

 

まえおき終わり。

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前も少し書いたが、闘病中の心得は「落ち込まない」だ。

 

「あ・・・・死にたい・・・・」と思い始めたら迷わず休む。

軽いウツは十分な睡眠と食事で治る。

「あ・・・コイツ殺したい・・・」と思い始めたら迷わずお笑いを見る。

憎しみは笑いで浄化されてゆく。

入院中は特に孤独になりがちなので(わたしは病院が家から遠かったので特に)、必要以上に落ち込んだり、イライラしたり、マイナスの感情にとらわれないようにがんばった。

だからわたしはふつう、わたしはげんき、わたしはだいじょうぶ・・・フヒヒ・・・

 

ガチでウツの時って、暗くてリアリティのある作品がたのしめない。「闇金うしじまくん」とか「おやすみプンプン」とか。ものすごいドツボにハマって、闇から抜け出せなくなってしまう。読み進めるのに「ひぃぃ」って顔を背けながら読んでる。じゃあ読むなと。

逆に「ワンピース」とか「ナルト」とかなんにも考えずに読めるので、ウツのときはそういうのを見ていた。「わあ!なんかみんな元気だあ!」以外の感想が浮かばなくて良い。あとなんだろう、絵柄を純粋に楽しむのみの目的とか。

「ウツ」から「ちょっと落ち込んでる」くらいに回復してやっと「がっこうぐらし」とかが楽しめるようになってくる。多分ウツの時って必要以上にマジメに感じて見ちゃうんだろうな。

とりあえず、「こんなリハビリもう無理、入院も無理、帰りたい、帰って飛び降り自殺したい、すべてが憎い」と思い始めたら、お笑いとかオモコロをみるようにしていた。笑いってすごい。辛いのふっとぶよ。次の瞬間忘れても良い内容だし。お笑いの良さがやっと分かったここ数年であった。フヒヒ。

手術32日目「筋トレイライラ」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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筋トレリハビリの日が続く。

わたしは生まれつき股関節がこんなだったので、子供の頃から運動がとても苦手だ。

股関節が悪い→早く走れない→筋肉がつかない→コンプレックスになる→もっと運動できない

というループに陥っていたように思う。

ドッジボールをするとすぐ当てられ、バレーやバスケはすぐボールをとりおとしてチームの迷惑な存在になり、短距離走も長距離走も遅さの極み、水泳は溺れた。体育の授業の評価はいつも1や2だった。

そんなわたしが大人になって筋トレをするのである。多分普通の人より超えるべき壁が多い。

なにより、反復運動がイライラする。

なぜか「こんなの意味あるのか?」って思えてくる。

意味があるから理学療法士も教えてくれてるにも関わらず、なかなか心に落ちないので、すぐ反発したくなる。

多分、長年の運動コンプレックスにより、「いくら運動しても意味なんてない」という風にどっかで思い込んでいるのだ。

筋トレ中は、音楽やラジオを聞いたりして、自分をごまかしながらやるようにしていた。

 

筋肉は裏切らない、という言葉がツイッターではやっていたけど、本当にそう思う。

運動すればその分だけ体がラクになるし、痩せる。

でもやっぱり、いまだに「こんなの意味あんのか!?」と叫びながらやってるのである。

手術31日目「ひきつづき」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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ひきつづき、生理なので死んでます。

ていうか、この記事そこそこに酔っぱらって書いています。

ここ数日、夫婦仲よさげな事をかいてきましたが、実際どうなのかわかりません。

一人の食事が寂しいです。だんながマジで家に帰ってこないからです。

仕事仕事仕事・・・で、年末年始もロクに祝えませんでした。

実際浮気相手の家に挨拶にでも行ってたのでしょうか?

でも別にいいんです。今が良ければ。

人の心は移り変わるものだし、人はいずれ死にます。

まあ、今が良ければいいんじゃないかと思うわけです。

でも最低限の保険は用意しておきたいですね。

まあわたしの場合、任意保険は普通のアクサ生命のやつだけだったんですけども。

アクサ生命は入院保障・手術保障はありますが、通院保険がありません。(2017年現在)

その辺もうちょっと考えといたらよかったかもとか思ったりもします。手術後1年くらいは通院することになるので・・・

手術30日目「生理くるしい」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこご心配なさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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ヤツがやってきた。そう生理だ。

最近のわたしは主に腹筋ローラーのおかげで生理の腹痛とか気持ち悪さとかが収まってきていた。

uyunyanuyu.hatenablog.com

 

でも、手術して1ヶ月、決められた姿勢以外NGで、極端に運動量は落ち、筋肉はおち、腹筋ローラーができなくなってしまったのだ。

で、この一ヶ月で元々醜くくっついていた脂肪はさらに肥大化し、引き締まった筋肉に守られていた内蔵の位置は落ち、子宮に負担がかかるようになってしまった、と思われる。

とにかく痛くて気持ち悪い!めまいがする!以前と同じ苦しさが戻って来た。

ああ〜トイレ行くのもめんどくせえ〜

 

今まで以上に寝たきりになる。だんなが借りて来てくれた本(だんなは注文すると図書館に本を借りて来てくれるなんという高スペック優しさの塊)を読んでみる。なぜわたしはオードリー若林の自伝を借りたんだろう・・・と思いつつ読み進める。なんかさらっと読めた。

 

夕方、吐きそうになりながら起きてシャワーを浴びにいった。

ちくしょう〜退院したら腹筋ローラーやりまくってやる〜〜〜〜〜

手術29日目「だんなのありがたみ」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこ勘違いなさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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闘病中は社会と断絶されて孤独だ。

そんな時に支えてくれるのがだんなだ。

だんなはすごい。仕事が忙しくて、平日はかろうじて動く死体みたいになってるのに、わたしの入院中、週末はたまってる家事を一人で片付け、片道1時間くらいのお見舞いに毎週来てくれる。時々洗濯も持って帰ってやってくれる。おやつも買って来てくれる。来たらめちゃくちゃ優しい言葉をかけてくれる。

 

いつも知らん顔をしてしまうが、とてもありがたいと思ってる。

わたしの生き様はくだらなくて、運がなくてどうしようもないものだけど、この人に出会えたのはなかなかよかったなと一週間に一回くらいは思う。

とっても高スペックとは言えないけど、とっても良いもん釣れたなとじんわりする。

【痛い話です】手術28日目「思い出」

[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこ勘違いなさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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手術4週目突入する。

あれから約1ヶ月かあ、と感慨深い。

手術後に印象に残ってることがあって、時々思い出す。痛い話なのですみません。読むの自己責任でお願いします。

 

手術の次の日の朝、ドクターが来て、患部を上にするように寝て、ドレーンを引っこ抜き、ガーゼを交換するという儀式がある。これが麻酔ナシなのである。

去年もやったけど、これすごく痛い。

まず、患部を上にするように横になる。この時、体を一瞬でもひねらせたりしたら、股関節が多分バラバラになってアウトらしい。普通、体を横に向けるには体をひねらせないと一人では無理である。なので、この場合、看護師さんたちが数人来て、わたしの体を数カ所持って、せーので横にする。足が内股になってしまっても股関節がアウトになってしまうので、慎重にまっすぐに、板一枚をそのまま横にするように横向けにされて、足の間には足が内向きにならないように台がはさまれる。

これがもうすでにめっちゃ痛い。だってまだ固定してないしいろいろ・・・骨アカンくなっちゃうんじゃないかってくらい、痛いし不安。

そして、ドクターが来てドレーンを抜く。ドレーンとは、傷口から漏れてくる体液を吸い取ってくれる管で、傷に直接ブっささっている。これを麻酔なしでヒュンって抜く。

 

痛いよー

思い出すだけで痛いよーーー

 

わたしはなんかもう限界で、ベッド柵にしがみつき、いつの間にか小須田部長の歌を歌っていた。

youtu.be

ご存知だろうか。めちゃくちゃ世代なんですけど小須田部長。

小須田部長は、様々な困難にぶちあたって、

がんばれ〜

負けるな〜

力の〜限り

生きてやれ〜

という歌を歌う。

 

周囲の看護師が笑ってたけど、もう気にならない。だって痛いんだもの。あとせっかく手術したのに壊れそうで不安なんだもの。

 

小須田部長の励ましのおかげか、どうにか無事ドレーンも抜けて、ガーゼも変えてもらって、あおむけにしてもらうことができた。多分泣いてたと思う。

 

あれから一ヶ月、痛いけど足動くようになってきたし、本当に病院のスタッフには感謝しかない。

手術27日目「我慢」

あけましておめでとうございます。

今年も見ていただけたら嬉しいです。

手術中日記の続きを書きます。

 

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[まえおき]

わたしが左股関節の回転骨切り術という手術をした入院中の日記を1日1記事書こうと思います。タイトルが手術○日目みたいになりますが、もう退院しているのでそこんとこ勘違いなさらず。

 

右足の手術をしたときの日記は、こちらのまんがになります。

 

はじめの日

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まえおき終わり。

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痛みにマケズ

リハビリにマケズ

退屈にマケズ・・・

 

いや、完全に負けてます。辛い。憎い、この肉体が。

 

手術後27日といったらもうすぐ一ヶ月になる勢いである。よくやるよ自分。

この日は、おばちゃんに風呂場で「去年もいたわよねえ〜久しぶり〜」と声をかけられた。わたしも右股関節の手術からほぼ一年で左足の手術に踏み切ったが、人工の膝関節や股関節を入れる人も同じように左右片方ずつ一年くらいあけて入れる人がいる。

正直、おばちゃんは全部同じに見えるので、全く記憶になかった。おばちゃんの記憶に残っている自分が恥ずかしい。なるべく目立たないようにしていたのに。やはり若いというだけで目立つらしい。

 

相変わらずリハビリがきつい。ゲームやって動画見て過ごす。